1DK、アパート、一人暮らし

梅子はこの町に一人でやってきました。

木の器をつくることを勉強するためです。

このまちには木の器を作る木地師の先生が

たくさんおられるのです。


はじめての一人暮らしに梅子は、少し戸惑っていました。

誰も知らない町にたった一人、ちょっぴり内気な梅子は、

上手にまわりの人とお話しする事が出来ません。


ある日、梅子は猫と出会います。

その猫の家がどこかを知ろうと

猫を追っていきます。


猫を追う中で、素敵なものをたくさん

見つけるのです。


古いおうちに、緑の小道、森の入り口に、

町を見下ろせるビュースポット、あたたかな人たち。

それらは梅子に、この町で暮らす「わくわく」をくれたのです。



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